棋聖戦第5局、山下棋聖が3勝目
囲碁の第33期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、山下敬吾棋聖(30)と挑戦者、依田紀基九段(43)の第5局は25日から三重県志摩市の賢島宝生苑で行われ、26日午後7時41分、259手で黒番の山下棋聖が5目半勝ちし、通算成績を3勝2敗とした。
黒が攻め、白がしのぎを図った中盤戦で、黒は75まで大きな模様を築いた。
白は左辺を荒らしたが、山下棋聖は先手を得て黒93から上辺に踏み込み、優位に立った。
白100の切りは依田九段の勝負手。下辺で難解な競り合いとなったが、山下棋聖は冷静な読みで勝負手を不発にさせ、寄せでも依田九段の粘りを封じた。
第6局は3月11、12日、静岡県熱海市の熱海後楽園ホテルで行われる。
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●第5局 2月25日(水)・26日(木) 三重県阿児町 「賢島宝生苑」 |
259手完・黒番 山下棋聖の5目半勝ち
(午後7時41分終了) |
黒番:山下敬吾棋聖 (消費時間:7時間58分)
白番:依田紀基九段 (消費時間:7時間57分)
・全互先 先番6目半コミ出し ・持時間 各8時間 |
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