山下棋聖が1目半勝ち … 棋聖戦第1局
囲碁の第33期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、山下敬吾棋聖(30)と挑戦者、依田紀基九段(42)の第1局は14日から札幌市の札幌後楽園ホテルで行われていたが、15日午後6時39分、254手で先番の山下棋聖が1目半勝ちした。
山下棋聖は黒61のハサミツケから中央を止めたのが厚く、黒69と下辺の大場に回ってペースをつかんだ。黒111から隅の黒を捨て石にし、白を締め付けたのが好手順で、細かいながらも優位を築き、依田九段の追撃を振り切った。
第2局は28、29日、神奈川県平塚市のホテルサンライフガーデンで行われる。
山下棋聖の話「途中で形勢がいいかと思ったが、意外に細かく、小ヨセで勝ちを確信した。次も頑張る」
依田九段の話「序盤は少し苦しいかと思った。でもそこから一生懸命に打てたので満足している」 |
●第1局 1月14日(水)・15日(木) 北海道札幌市 「札幌後楽園ホテル」 |
254手完・黒番 山下棋聖の1目半勝ち
(午後6時39分終了) |
黒番:山下敬吾棋聖 (消費時間:7時間36分)
白番:依田紀基九段 (消費時間:7時間59分)
・全互先 先番6目半コミ出し ・持時間 各8時間 |
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