山下棋聖、逆転で2連勝 … 棋聖戦第2局
囲碁の第33期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、山下敬吾棋聖(30)と挑戦者、依田紀基九段(42)の第2局は28日から神奈川県平塚市のホテルサンライフガーデンで行われていたが、29日午後7時38分、266手で白番の山下棋聖が半目勝ちし、今シリーズ2連勝とした。
中央の白模様に黒67と鋭く踏み込んだ依田九段に、山下棋聖も白78と強手で応じ、コウ争いで黒を分断した。さらに中央黒を攻めたが、依田九段がこれを捨てて左辺に侵入したのが好判断。わずかにリードして終盤に入ったが、寄せにミスがあり、山下棋聖が際どく逆転勝ちした。
第3局は2月4、5日、広島県尾道市のナティーク城山で行われる。
山下棋聖の話「最初は形勢が悪くないと思っていたが、中央のまとめ方がわからず、難しかった」
依田九段の話「僕が勝つ図もあったと思うが、ずっと苦しかった。いい勝負になるように頑張りたい」 |
●第2局 1月28日(水)・29日(木) 神奈川県平塚市 「ホテルサンライフガーデン」 |
266手完・白番 山下棋聖の半目勝ち
(午後7時38分終了) |
黒番:依田紀基九段 (消費時間:7時間59分)
白番:山下敬吾棋聖 (消費時間:7時間59分)
・全互先 先番6目半コミ出し ・持時間 各8時間 |
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