山下棋聖が勝ち、１勝３敗に…棋聖戦第４局
囲碁の第３４期棋聖戦七番勝負（読売新聞社主催）、山下敬吾棋聖（３１）と挑戦者・張栩三冠（３０）の第４局は１８日から神戸市の有馬グランドホテルで行われ、１９日午後７時２３分、２８０手で白番の山下棋聖が７目半勝ちし、通算成績を１勝３敗とした。
白６８のノゾキに張三冠が反発したことから、上辺で接近戦が始まった。白は上辺を地にし、黒は左上に侵入。コウ争いも絡んで複雑な局面となったが、白は左辺で巧みに収まり、優位に立った。張三冠は薄くなった中央白に懸命に寄りついたが、山下棋聖は冷静な打ち回しで逃げ切った。
第５局は２５、２６日、静岡県伊豆市の玉樟園新井で行われる。
山下棋聖の話「４連敗しないで良かった。中央の白が死にそうになったが、辛抱して勝った。１局１局を頑張るしかない」
張三冠の話「難しい碁で形勢判断ができなかった。中央を攻めた時はよくなったかとも思ったが、なかなか勝ちは見えなかった」
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●第４局
２月１８日（木）・１９日（金） 神戸市 「有馬グランドホテル」 |
２８０手完・白番 山下棋聖の７目半勝ち
（午後７時２３分終了） |
白番：山下敬吾棋聖 （消費時間：７時間５９分）
黒番：張栩三冠 （消費時間：７時間５５分）
・全互先 先番6目半コミ出し ・持時間 各８時間
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