リコー杯プロ棋士ペア碁選手権2008 特別企画 親子レポーター レポート発表


2008年12月13日(土)  準々決勝・準決勝レポート  藍谷慎太朗

今日のいきごみを教えてください。
高尾プロ:めずらしくがんばっちゃうかもしれないよ。
井山プロ:これにかけてる。優勝しか考えていません。
黄プロ:(準々決勝後)運がよかった。
彦坂プロ:とりあえずがんばろうかな。
今村プロ:平常心で。
小林プロ:一生けん命打とうと思っています。
羽根プロ:ここまで勝ち残ったので楽しみながら優勝をめざしたい。
河野プロ:また勝つつもりで。

〜ここからは準々決勝後の質問〜

加藤(朋)プロ:相手に迷惑をかけました。
謝プロ:決勝まで行けたらいいな。
小山プロ:がんばろうと思います。
岡田プロ:(笑顔で)がっかり。
梅沢プロ:楽しく打ちたい。
加藤(朋)プロ:楽しく打とうと思います。
吉田プロ:あったんだけど打ってたらアカンかったわぁ。龍頭蛇尾ってわかる?(笑)



吉田八段に質問する慎太朗くん。龍頭蛇尾??

パートナーの印象を教えてください。
高尾プロ→加藤(朋)プロ:考え方が似ていて打ちやすい。
加藤(朋)プロ→高尾プロ:すごく優しい。

井山プロ→謝プロ:本当に強い。最高。
謝プロ→井山プロ:読みが深い。悪い所に打ってもフォローしてくれる。

黄プロ→小山プロ:とても優しい先生。
小山プロ→黄プロ:優しくてヘンテコな手を打ってもニコニコしていてくれる。

彦坂プロ→岡田プロ:すばらしすぎる。もったいない。
岡田プロ→彦坂プロ:変な手を打ってもがまんしてくれる。優しい。

今村プロ→梅沢プロ:一手一手がすなおでわかりやすい。やりやすい。
梅沢プロ→今村プロ:手厚い碁。大らかでユーモアがある。

羽根プロ→加藤(啓)プロ:性格が似ている。のんびり楽しく。
加藤(啓)プロ→羽根プロ:優しい。

河野プロ→吉田プロ:楽しい人。やりやすい。
吉田プロ→河野プロ:ほがらかでステキ。すばらしい。

小林プロ→鈴木プロ:優秀。

※鈴木歩先生にはお話を伺うことが出来ませんでした。

一番囲碁をむずかしく感じたのはいつですか。
【 今 】高尾プロ・井山プロ・黄プロ・河野プロ
【 いつも・ずっと・毎回 】羽根プロ・加藤朋プロ・謝プロ・梅沢プロ
【 むずかしくない 】彦坂プロ
【 その他 】
・20代後半(今村プロ)
・むずかしくて当たり前。楽しいところに目を向ける(小林プロ)
・うまくなればなるほどむずかしさも増える(小山プロ)
・ずーっとむずかしいけれどプロになってからのほうがむずかしい(岡田プロ)
・ずっとむずかしいけどプロになる前が一番(加藤啓プロ)
・いつかわすれちゃった。若い時のほうがむずかしく感じた(吉田プロ)



「う〜ん・・・」答えに悩む彦坂九段

どうしたら強くなれますか(複数回答あり)。
【 沢山対局 】 高尾プロ・小山プロ・謝プロ
【 詰碁 】 羽根プロ・高尾プロ・小山プロ
【 棋譜並べ 】 小山プロ
【 読みをきたえる 】 今村プロ
【 持続すること 】 小林プロ
【 楽しむこと 】 黄プロ・小林プロ
【 好きという気持ち 】 河野プロ・加藤(朋)プロ・岡田プロ
【 強くなりたいと思う気持ち 】 梅沢プロ・加藤プロ

子どもの時あこがれていた棋士はいますか。
【 藤沢秀行先生 】 彦坂プロ・今村プロ・岡田プロ
【 呉清源先生 】 小林プロ・彦坂プロ・小山プロ
【 林海峰先生 】 黄プロ・謝プロ
【 趙治勲先生 】 高尾プロ・加藤(朋)プロ
【 いっぱいいる 】 羽根プロ・河野プロ
【 その他 】
・特にいなかったけど小川誠子先生はステキだなぁと思った(梅沢プロ)
・同じ位の人と戦っていたので特になかった(加藤(啓))プロ
・あまりいてない(吉田プロ)

高尾先生にインタビュー
【Q】先生から見た秀行先生はどんな人ですか。
【答】生きてきた中で一番お世話になった人、ぼくの人生の中でなくてならない人。
      怒られっぱなしだったけれど感謝しています。
      秀行先生がいなければ今のぼくはなかった。

岡田先生にインタビュー
【Q】お父さんの指導は厳しかったですか(安倍九段)。
【答】きびしくなかったけど、やだやだと逃げまわっていた。
      やってくれないと泣いちゃうよぅというお父さんだった。(笑)



にこやかに答えて下さった岡田六段

レポート後のぼくの感想
親子で大好きな治勲先生に会いたい一心でお母さんが内緒で応募していました。お母さんもまさかえらばれるとは思っていなかったので、二人でとてもびっくりしました。でも治勲先生が負けてしまって会えなくてざんねんでした。ヒカルの碁の梅沢先生やほかの先生も優しくてかっこいい先生ばかりだったので会えてよかったです。対局中はどの先生も迫力があって、見とれてしまいました。強くなるためのアドバイスをいっぱいもらったので、ぼくもがんばって強くなりたいと思います。来年もまだペア碁を見に行きたいです。

お母さんの感想
囲碁を始めて一年にも満たない息子との不慣れなレポートでしたが、先生方は皆さん優しく丁寧にお答え下さり、とても楽しい一日となりました。実際に間近で見る対局は迫力そのもの。パートナーや対局相手の考えを必死に読み、一手一手に思いを込めて打っている様子を見て、まるで自分が打っているかのように緊張し、手に汗握る観戦となりました。そして先生方へのレポートでは、囲碁に対する思いを強く感じました。碁を大切にすること、好きという気持ちや他の棋士の方々への敬意、今もなお続く強くなりたいという思い等、どの先生のお言葉にも囲碁への畏敬の年が溢れていて、一言一言にただただ感動の思いでいっぱいになりました。息子はまだ初心者ではありますが、先生方の様に碁を大切に思う気持ちを持って、これからも囲碁を楽しんでいってほしいと思います。親子レポーターに参加させて頂いたことは、子どものみならず私にとっても貴重な経験であり、私達親子の良い思い出となりました。最後になりますが一日お付き合いくださった先生方、そしてこの様な機会をあたえてくださったスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。



一生懸命レポートしてくれた慎太朗くんとお母さん

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